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ラスト、コーション

映画題名:ラスト、コーション
映画監督:アン・リー
映画俳優:トニー・レオン、タン・ウェイ、ワン・リーホン


150分以上もある長い映画なので「どうしようかな?」と思っていたのですが、評判がよいので見に行ってきました。(長時間座っていると腰が痛くなるんです・・・)
レイトショーなのに半分程度席が埋まっているし、しかも女性が多くてちょっとびっくり。

激しいベッドシーンが話題になっていますが、映画そのものはポルノちっくなストーリではなく、とてもスリリングで長い上映時間を忘れる映画でした。ベッドシーンも必然性のあるものでした。

レイプまがいで初めてイー(トニー・レオン)と関係を持ったあと、一人ベットに残った時のワン(タン・ウェイ)の「やっと私の罠にはまった」って感じの笑いには、背筋がゾクゾクときましたねぇ。

前半、香港でのクラブ活動的なノリから、後半、上海での決死の覚悟、そして悲しいラストまで、美しい映像でうまく繋いでいるなと思いました。

初めて二人で食事をするシーン、料亭でワンが歌い舞うシーン、宝石点でイーを逃がすシーン、処刑時間を告げる時計の音が響くラストシーン、印象的なシーンがたくさんあり、余韻に浸れる映画でした。

因みに題名ですが「ラスト、コーション」なので「最後(LAST)の警告(CAUTION)」だと思っていましたが、「LUST(肉欲), CAUTION(警戒)」です。
中国では「色・戒」となるそうです。

↓しかしタン・ウェイ綺麗ですなぁ
【20080308】06



覚書:
映画鑑賞日:2008/3/7 (2008#8)
映画鑑賞場所:TOHOシネマズ なんば


解説:
日本軍占領下の上海、そして香港を舞台にチャン・アイリンの自伝的短編を『ブロークバック・マウンテン』のアン・リー監督が映画化したサスペンス・ドラマ。1万人のオーディションで選ばれた、女スパイを演じるタン・ウェイは大胆な性描写にも体当たりで臨み、演じ切る。トニー・レオンの完ぺきな中国語にも注目。総製作費40億円をかけた映像美も見逃せない。

あらすじ:
1940年前後、日本軍占領下の上海。ワン(タン・ウェイ)は女スパイとしてイー(トニー・レオン)のもとへ送られる。しかし、大臣暗殺を企てる抗日青年との間で心が揺れ動くワンは……。

コメント

TBありがとうございました

eiga55様、はじめまして。

「ラスト、コーション」は題材の重さと内容のわりに、時間をまったく感じさせない映画でしたね。あのストーリーに、登場人物たちの心理が巧みに織り込まれているのは見事でした。話題のベッドシーンも、立派な心理劇。エロスを感じている余裕などありませんでした。銀幕のこちらで観ている者まで追い詰められてしまうような緊張感。ヘヴィーな映画ではありますが、いつまでも余韻が残る映画でした。

また訪問させていただきます。

コメントありがとうございます

tak様、はじめまして。TB承認 & コメントありがとうございます。

見に行く前は少しスケベ心がありましたが、意に反してスリリングなベッドシーンでした。
中国では親日派を美化した映画出演者ということで、タン・ウェイの出演CMが放送NGになったそうです。自由にいろいろな映画を観て、好き勝手な感想を発言できる我々は幸せです。

今後もよろしくです。

  • 2008/03/09(日) 08:43:51 |
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